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『三国志(第1巻)』(宮城谷昌光・著)読了

──宮城谷さんが三国志を書いたらさぞ面白いだろうなぁ

 と、宮城谷ファンなら、そして中国史小説好きなら誰しもが考えていたことだと思いますが、僕も宮城谷さんが描く三国史小説を読みたいと切望していたひとり。そして、ついに宮城谷さんが三国志を執筆され、単行本全7巻として世に出たのが数年前…。

 しかし単行本はページをめくりにくく、なおかつ価格が高いというハードルがあることもあり、欲深いことに今度は、

──早く、文庫化されないかなぁ

 と、願っていたのですが、待ちに待った文庫本が出版されました。

 ということで、宮城谷昌光氏版・文庫本『三国志〈第1巻〉』。さすがに、amazonマーケットプレイスではなかなか出品されないし、出品されても新品と値段もさほど変わらないだろうから、amazonで新品1・2巻を購入しました。

 1巻の概要ですが…

 吉川三国志や横山三国志、北方三国志では“黄巾の乱”から始まるのですが、この宮城谷版では、その遙か以前の時代から始まります。後漢王朝の創始者である、光武帝・劉秀(後漢初代皇帝)から数えて3代目にあたる、章帝の治世から始まります。後漢という王朝は約200年、14代の皇帝が即位します。黄巾の乱の時代の皇帝が12代の霊帝で、魏に譲位する最後の皇帝が14代の献帝です。そして、三国志の時代は通常、この後漢末期から魏・呉・蜀の三国時代を経て、晋による統一といったながれの約百年間が舞台となります。

 が、この宮城谷版では、何を思ってか3代皇帝の時代から物語は始まる……。日本史でたとえるならば、戦国時代の物語だと思って買い、読み始めてみると足利義満の時代のことから書かれ始めていた。
軽いカルチャーショックです。

 当然“三国志”といいながら、1巻では曹操や劉備といったおなじみの人物は登場しません。少年の宦官として、曹操の祖父・曹騰がかろうじて登場するくらいです。映画『レッド・クリフ』の舞台となる“赤壁の戦い”の、100年ぐらい前の時代です。

──こんなに時代を遡る必要はあるのか?

 と最初は疑問に感じていましたが、後漢王朝時代の流れを知ることができ、とても興味深く読みふけることができました。

 後漢王朝は、初期のころは英明な皇帝が即位しますが、中期を過ぎる頃からは残念なことに幼い皇帝がつづき、政治の実権は幼い皇帝の実母(皇太后)の一族である外戚に握られます。皇帝の元に政治の実権を取り戻すために、忠義心厚い皇帝の私臣である宦官が外戚一族を滅ぼしますが、今度は政治能力のない宦官一派が政権を牛耳るという、悪循環が繰り返され、国は乱れていきます。

 宮城谷版を読み進めていくと、こういった経緯、時代背景を経て黄巾の乱にはじまる三国志に続いていくというのがよくわかりました。後漢時代といえば、いままでは陳舜臣氏の『小説十八史略』ぐらいしか読んでいないので、僕にとっては新境地を開拓した感じがします。

 宮城谷版三国志では、おなじみの登場人物がどのように描かれているのか。次巻以降もとても楽しみ。

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