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垓下の戦い

今日から12月ですか。。。
ってことはあと一月で今年も終わりか。
今年はいろんなことがあったけど、一年ってホント早いと最近なおさらに強く思います。

僕が毎日読んでいるメルマガに、今日起きた歴史的な出来事を紹介してくれるのがあるんですが、12月1日に起きた出来事に目がとまりました。

B.C.202 垓下の戦い
   :

いまから、2210年前の今日、中国では項羽と劉邦が雌雄を決する 「垓下の戦い(がいかのたたかい)」があったと、そのメルマガには書かれていました。

「そんな大イベントが2200年以上前の今日起きたんかぁ。知らんかったなぁ。それにしても、項羽と劉邦か。。。なつかしいなぁ」

と、少しの時間感動に浸ったせいもあってか、トイレ介助をしてもらっているときに

「今日は“エイズデー”らしいですよ」

と、職員さんに言われたが、僕はほぼ無意識のうちに

「いや、今日は“垓下の戦い”が起きた日ですよ。項羽と劉邦が戦ったんですよ。“四面楚歌”っていう故事はこの戦いで生まれたんですよ」

と、答えてしまいました。
中国史に興味がない人にはまったく関係のない出来事。
「どうでもいいですよ」と言われても仕方のないような、僕の職員さんへの切り返し。
でも「えっ、そうなんですか」と、さも関心ありげに優しく対応してくれましたね。

この辺の時代のことをかいつまんで書くと…

秦が中国を統一し、何百年と続いた戦国時代がようやく終わったのが紀元前221年。
秦国の王・嬴政(えいせい)は中国史上で始めて“皇帝”と名のり、それまで各国でバラバラだった法律や、土地の区分け方、通貨や重さの単位といったものを秦の方式に改め、中国を統治していきます。
しかし、秦の法律は極めて厳格で、人々からは嫌われます。
時代の流れとはいえ、改革には常に抵抗力が生じるのは、いつの時代でも同じことです。
また、宮殿や始皇帝の陵墓の建設、万里の長城の建築、軍事用道路の整備などの土木工事に国民を動員し、そこで命を落とす人も少なくなく、人々の秦に対する怨嗟の声は日増しに高まります。
そして、始皇帝が亡くなると、人々は「待ってました」とばかりに秦国打倒のために各地で立ち上がり
「打倒秦」のために立ち上がったリーダー達の活躍により、秦は崩壊します。
そして次の天下を狙う戦いが起こります。
次代の天下取りの戦いを繰り広げてきた各地のリーダー達も、戦いに敗れて亡くなったり、自滅したりで、時と共に淘汰されていき、最後には項羽劉邦という二人に絞られてきました。

項羽は秦に滅ぼされた楚国の名門の出身で、当時まだ20代後半の若者。
性格は単純で時として横暴、部下への思いやりにかけることがありますが、戦場に出るとその強さたるや無比。
まさに鬼神のごとく戦場を駆け抜けていきます。

一方、劉邦は一般庶民の出で、当時50歳代と思われる中年オヤジ。
戦争にも弱く、項羽には負け続けますが、彼には人を惹きつける魅力があり、張良陳平韓信蕭何などの有能な部下達が劉邦を助け、難局を切り抜けていきます。

そんな対照的な二人が、中国統治の覇権を賭けて雌雄を決するときがきます。
それがこの紀元前202年に起きた「垓下の戦い」です。

劉邦配下の韓信が立てた作戦「四面楚歌」などにより、それまで無敗を誇った最強・項羽軍も敗れ、項羽は愛馬・騅(すい)、そして愛する虞姫(ぐき)とともに自害します。
享年30歳。
乱世を短くも苛烈に生きた覇王・項羽の死により、中国は再び統一され、以後400年間つづく「漢帝国」が始まり、その後に「三国志」の時代がやってきます。

という感じです。

僕が、項羽と劉邦に関連する本をはじめて読んだのは、たぶん10年近く前のこと。
親が自宅の近くの公民館から借りてきてくれた、横山光輝氏作の漫画『項羽と劉邦』を読んでから。
それまでは、中国史にはあまり興味がなく、「中国の歴史は、三国志がいちばんおもしろい」と思っていましたが、三国志とはまた違う時代の歴史にも、これだけの個性と才能豊かな英雄達がいたんだと、純粋に「この辺の時代もおもしろいな~」と思った記憶があります。

そしてその後に続いて、司馬遼太郎先生(この方に対しては、普通に「さん」とは呼べませんね)の『項羽と劉邦』を読みました。
横山氏のマンガ版よりも登場人物は増えますが、各人のキャラクター性というものがより強く伝わり、難無く小説を読み進めることができました。
また、秦末~楚漢戦争の時代の歴史的な流れがつかめ、さらに以前の歴史が知りたいと思うようになり、宮城谷昌光氏の小説を買いあさることになりました。

司馬遼太郎先生の『項羽と劉邦』をはじめて読んだときの興奮、特に「垓下の戦い」での項羽の奮迅ぶりと壮絶な最期を遂げるシーンは、かなり感動した覚えがあります。
項羽や韓信は、僕の大好きな武将なので、そのうちに機会があれば書いてみたいと思います。

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