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『奔流』 (田中芳樹・著)読了

『中国武将列伝』を再読して、田中芳樹氏の本が読んでみたくなったので、ネットオークションで購入。

ページをめくってみると、田中氏独特の平易で魅力あふれる文章と、登場人物の多彩さに引き込まれ、一気に読み進めてしまいました。
一週間ぐらいかけて、ゆっくり読む予定だったんですが、あまりにも面白くて昨日一日で読み終えてしまいました。

内容としては、西暦500年初頭の中国。
後漢滅亡(西暦220年)の後、三国が鼎立したいわゆる「三国時代」も、司馬氏の建てた晋により約60年ぶりに中国は統一された。
しかし、晋の統治は長くは続かず、再び群雄が割拠し小国が乱立し、戦争の絶えない乱世の時代となる。
いわゆる北は「五胡十六国」が勃興し、南は「六朝」が入り乱れる、「南北朝時代」。

この『奔流』は、北朝の「北魏」と南朝の「梁」の激突を描く戦記物。
六世紀初頭、南北朝時代を舞台に、戦とその陰に散った男装の麗人との悲恋を描く、エンタテイメント歴史小説とでもいえましょうか。

中国史上、屈指の南北大会戦として名高い「鐘離の戦い」。
南の梁国征服を目論み、北の魏は80万の大軍勢で攻め寄せる。
魏の皇帝の命を受け大軍を率いるのは、皇族である英傑、中山王・元英。
麾下には、勇壮無比の武将、楊大眼。
対する南の梁は20万。
当時中国一の智将とうたわれた韋叡、猛将として知られた曹景宋などが迎え撃つ。
主人公である若き天才将軍・陳慶之は白い騎兵隊を率いて、縦横無尽に駆けめぐり、魏の大軍を翻弄する。
後に陳慶之は「戦えば勝ち、攻めれば取る」と、不敗の名将と称えられることになるが、このときはまだ無名の将軍に過ぎなかった。

ということで、不敗の名将・陳慶之にまつわる戦と、その陰に散った男装の麗人との悲恋を描く歴史物語小説です。
名将というわりには『中国武将列伝』には、陳慶之の名は登場しませんが…。
この時代を描いた小説は少なく貴重であり、読みやすく面白かったので、評価は★★★★
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『玉人』 (宮城谷昌光・著)読了

宮城谷昌光さん著『玉人』。
ずっと以前に買っては、部屋の本棚に埋もれていました。
時間ができたので読んでみました。

この本は、「雨」「指」「風と白猿」「桃中図」「歳月」「玉人」の6編の短編小説を集めた本です。
ミステリー小説的な色合いがあり、宮城谷さんの作品としては珍しいです。

「雨」 夢に出てきた牛という謎の若者が現実に…。
「指」 女性に真の幸せをもたらす天与の指をもつ男の生涯。
「風と白猿」 墨子の孫、原々斎の名推理が冴えます。
「桃中図」 虚弱な少年が庭に生えた桃の木によって運命が変わります。
「玉人」 有能でハンサムな官僚が人妻を待つ男のお話。
「歳月」 賊に襲われ父親と夫を殺された娘の数奇な運命を描きます。

読む前はあまり期待薄でしたが、読み終えるとほのかな感動を味わえました。
ということで、評価は★★★★

『中国武将列伝』 (田中芳樹・著)再読了

少し時間ができたので、ふと
「中国の歴史の全体の流れを復習してみようかな」
と思い、『中国武将列伝』(上下巻/田中芳樹・著)という本を読んでみました。

田中芳樹といえば、おそらく最も有名な著作が『銀河英雄伝説』だと思います。
未来の宇宙を舞台にした壮大なSF小説。
銀河の統一を目指す「帝国軍」の若き元帥・ラインハルトと、それを阻止するためにヤン・ウェンリー率いる「自由惑星同盟軍」が熾烈な戦いを繰り広げます。
DVDでしか観ていませんが、個性豊かな人物がおおく登場し、緻密な設定で観ていてなかなか面白い作品だと思いました。

で、話しはもどって、この『中国武将列伝』は10数年前に出版されたもので、僕もその当時に本屋で偶然見かけ、当時は単行本しかなかったのですが、つい衝動買いしてしまった本。
読んでみると、話し言葉風のやわらかい文章で、99人の名将達を簡単に紹介しながら、中国の歴史の流れをおおざっぱですがわかりやすく説明していて、

「中国の歴史の全体を知るにはこれ以上の入門書はないでしょう」

と、思いました。

ということで、今回は再読ということになります。

この10年ぐらいの間に、宮城谷小説ばかり読んできたので、「三国時代」以前の歴史については少しわかるようにはなってきたのですが、それ以降の歴史は『隋唐演義』や『岳飛伝』(ともに田中芳樹・著)、『十八史略』(陳舜臣・著)、『水滸伝』(マンガ/横山光輝・著)ぐらいしか読んだことがなく、五胡十六国や南北朝、五代という時代の知識がいまだに皆無。
そんな僕にとって、この『中国武将列伝』は、歴史事象の知識の空白期間をすこしでも補うことのできる良著ですね。

以下に登場人物を時代別に記載します。



春秋時代孫武そんぶ伍子胥ごししょ(名はうん)、范蠡はんれい趙襄子ちょうじょうし(名は無恤ぶじゅつ
戦国時代呉起ごき孫臏そんぴん楽毅がくき田単でんたん廉頗れんぱ趙奢ちょうしゃ信陵君しんりょうくん(名は無忌むき)、李牧りぼく
時代…白起はくき王翦おうせん蒙恬もうてん
漢楚争覇時代…項羽こうう(名はせき)、張良ちょうりょう韓信かんしん
前漢時代…周亜夫しゅうあふ李広りこう衛青えいせい霍去病かくきょへい趙充国ちょうじゅうこく鄭吉ていきつ陳湯ちんとう
後漢時代…禹とうう馮異ふうい岑彭しんぼう馬援ばえん班超はんちょう曹操そうそう関羽かんう周瑜しゅうゆ
三国時代…司馬懿しばい陸遜りくそん艾とうがい
東西両晋時代…杜預とよ王濬おうしゅん陶侃とうかん祖逖そてき謝玄しゃげん
南北朝時代…檀道済だんどうせい韋叡いえい楊大眼ようたいがん斛律光こくりつこう高長恭こうちょうきょう蘭陵王らんりょうおうの名で有名)、蕭摩訶しょうまか
時代…韓擒虎かんきんこ劉方りゅうほう張須陀ちょうすだ
時代…李靖りせい李勣りせき秦淑宝しんしゅくほう(名はけい)、尉遅敬徳うつちけいとく(名はきょう)、蘇定方そていほう(名は烈)、
      薛仁貴せつじんき(名は礼)、王玄策おうげんさく裴行倹はいこうけん高仙芝こうせんし郭子儀かくしぎ李愬りそ(父は李晟りせい)、李克用りこくよう
五代十国時代…王彦章おうげんしょう周徳威しゅうとくい
時代…曹彬そうひん楊業ようぎょう耶律休哥やりつきゅうか穆桂英ぼくけいえい狄青てきせい宗沢そうたく岳飛がくひ韓世忠かんせいちゅう
          宗弼そうひつ(女真名は兀朮ウジュ)、虞允文ぐいんぶん孟珙もうきょう完顔陳和尚かんがんちんわしょう張世傑ちょうせいけつ
時代…伯顔バヤン郭侃かくかん擴廓帖木児ココ・テムル
時代…徐達じょたつ常遇春じょうぐうしゅん姚広孝ようこうこう(法名は道衍どうえん)、鄭和ていわ于謙うけん王守仁おうしゅじん(号は陽明)、
      戚継光せきけいこう袁崇煥えんすうかん秦良玉しんりょうぎょく(女性)、鄭成功ていせいこう
時代…多爾袞ドルゴン明亮ミンリャン楊遇春ようぐうしゅん李長庚りちょうこう関天培かんてんばい僧格林沁センゲリンチン李秀成りしゅうせい(太平天国)、
      石達開せきたつかい(太平天国)、劉永福りゅうえいふく




ほかにも何かとログしときます。

◆選考に漏れた名将たち
 春秋戦国…司馬穣苴
 後漢…呉漢、竇固
 晋…羊祜
 南北…于栗ケイ(北魏)、曹景宗(宋)、宇文泰(于謹、李弼、田弘、韋叔裕)、張虵(前秦)
 隋…楊素、高熲、沈光
 唐…李晟、王式、劉仁軌、李光弼、張巡
 宋…包拯、劉、呉玠・呉璘兄弟、辛棄疾、文天祥、李顕忠
 金…宗望
 明…李文忠、曽銑、史可法
 清…阿桂、岳鎮、羅思挙、策稜、楊芳

◆帝王となった名将たち
 後漢・光武帝(劉秀)、南朝宋・武帝(劉裕)、唐・太宗(李世民)五代後唐荘宗(李存勗)
 後周世宗(柴栄)太祖(趙匡胤)、元・世祖(フビライ)、金・太祖(阿骨打)
 明・太祖洪武帝(朱元璋)、明・成祖永楽帝(朱棣)、清・太祖(ヌルハチ)、清・聖祖康熙帝

◆文官としての功績が大きい名将たち
 斉・管仲、斉・晏嬰、趙・藺相如、秦・李斯、前漢・陳平、前漢・蕭何、後漢・寇恂、蜀漢・諸葛亮
 前秦・王猛、南朝宋・劉穆之、北魏・任城王、隋・高穎、唐・杜如晦、唐・房玄齢、唐・魏徴
 宋・趙普、宋・韓、宋・范仲淹、宋・文天祥、宋・陸秀夫、遼・耶律隆運、金・宗幹、
 蒙古・耶律楚材、元・劉秉忠、元・脱脱(トクト)、明・李善長、明・劉基、清・林則徐、清・左宗棠

◆読んでみたくなった書籍
 『孫子』(海音寺潮五郎・著)
 『異域の人』(井上靖・著)
 『東周英雄伝』(鄭和・著)
 『長江落日賦』(田中芳樹・著)
 『桃花源奇譚』(井上裕美子・著)
 『飛竜伝』
 『万花楼演義』
 『白蛇伝』
 『運命』(幸田露伴・著)
 『中国が海を支配したとき』

◆参考になったサイト
枕流亭~中国史人物事典
中華名将録
京都を感じる日々★古今往来Part1・・・京都非観光名所案内

今年の抱負!

昨年は「変」という一文字に象徴されるように、日本にとっては「変」な一年で、我が家にとっても僕個人にとっても、いろいろな面で「変化」した年でした。
いい方向に変わってくれればいいんですが、残念ながら悪い方へと変わってばかり。。。
本当に良くないことが続いた年でした。

で、少し遅くなりましたが今年の抱負。
漠然とした、というか抽象的な目標を立ててもすぐに忘れてしまうので、具体的にやりたいことをリストにして書いてみました。
そして、一年が終わった時にどれだけ達成できたかを一年後に振り返りたいと思います。

◆行きたいところ…
以前みたいに飛行機に乗っての遠出旅行は、さすがにちょっと冒険かなぁと思うので、電車、新幹線もしくは車で行けるところの旅行をしたい。
 ・ナゴヤドーム観戦と名古屋城観光
 ・世界遺産、姫路城観光
 ・仙台城観光と古民家に泊まろうツアー
etc.できればいいなぁと。

◆読みたい本は…
とりあえず『項羽と劉邦』(司馬遼太郎・著)、『隋唐演義』、『岳飛伝』(ともに田中芳樹・著)を再読。
その後『楊家将演義』(田中芳樹・著)、『水滸伝』(北方謙三・著)を読み、『史記』、『春秋左氏伝』あたりに手をのばしてみたい。

◆Webサイト的には…
ネットでのお小遣いが、1万円/月をコンスタントに稼げるようにしたい。
アクセス数は特に気にしない。

と、こんな感じです。
今年はいい年になりますように!

初夢占い

昨日の夜、新幹線で東京から帰ってきました。
東京では、あゆのカウントダウンライブのあと、皇居を観光し近くの神社に初詣に行き、比較的ゆっくりと過ごせた3日間でした。
気温も、さすがに夜は極寒ですが、昼間はポカポカ陽気で温かく気持ちよかったです。

でも今日は疲れがでたのか、起きてから数時間たった今でもすごく眠い…
もう少ししたら昼寝でもして、明日までの休みを家でゆっくり過ごします

話は変わりますが、今年の初夢をネットで占ってくれるサイトがあります。
興味があれば一度やってみてください
インターネット初夢占い

ayumi hamasaki CountDown Live 2008-2009

20090101122919
東京の代々木体育館でおこなわれた、あゆのカウントダウンライブに行ってきました
写真は会場前です

体調のこともあり
「今年は厳しいかな…」
と、あきらめかけていた時もあっただけに、今回のカウントダウンライブに行けたことは、感無量といった感じです

あゆも、先日骨折したと聞いたときは
「紅白とカウントダウン大丈夫なんやろか
と、心配したけど…。
まだ治ってはいないはずやけど、気合いと気持ちで乗り切ったんだと。
何はともあれ、予定どおりでとりあえず良かったです。

今年はよい年になりますように…

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